すべてのシャンプーや化粧品には界面活性剤が使用されています。その種類は実に多く、その中の一部は私たちの体に
さまざまな不調を与える危険性の高いものです。原因不明のアレルギーやアトピー性皮膚炎、肌のかぶれや抜け毛などが
なかなか治らないのは、ふだん使っているシャンプーや化粧品が原因ということが多いのです。
シャンプーは「水できれいに洗い流すのだから、肌に影響など何も残らない」と多くの人は思っています。しかし、どんなに長時間丁寧にすすいでも、洗浄剤を配合したシャンプーは髪や肌に残ってしまうのです。お風呂でシャンプーすれば、洗い流したお湯に顔はもちろん、背中や胸、全身がさらされます。皮膚は目に見えない小さな穴がたくさん空いている「多孔質」のため全身の皮膚に残留します。

その結果、体内に異物が入るのをブロックしている肌のバリア機能を破壊しています。角質層はうるおいを蓄え、乾燥と外部刺激から肌を守る役割を果たしていますが、これが低下すれば、皮膚と毛髪に影響があるのは当然です。
バリア機能を低下させてしまうことは、微生物やアレルゲン、紫外線などを、体内にたやすく侵入させてしまうリスクをはらんでいます。そのため、肌バリアを傷つけないこと、弱らせないことが、アレルギーを含む万病の予防といえます。
そのため、「洗うもの」の中身を判断し、皮膚に安全な製品を選別するのは非常に重要であるといえます。
世の中の洗浄成分を分類すると3種類に分かれます
・硫酸系洗浄成分・・・ラウレス硫酸Na、オレフィンC12~14スルホン酸
・アミノ酸系洗浄成分・・・ココイルグルタミン酸、ラウロイルメチルアラニン
・お酢系洗浄成分・・・ラウレス-3酢酸アミノ酸、ラウレス-3酢酸Na
これらの洗浄剤の刺激比較は以下の通りになります。

洗い流すものこそ低刺激で、肌にやさしくなくてはいけません!
「洗い流すものほど皮膚に浸透しやすく危険」である事実を
確かなデータが物語っています。洗うものを硫酸・アミノ酸系から
お酢系に変更し、肌の健康を取り戻しましょう。